Xperia 10 IIを買う

2024年9月15日

メチャクチャ今更です。何で今更こんな機種をって当初は買う気がなかったしいくら赤ロムといえどまさか11000円まで値崩れすると思ってなかったもの…。

私個人としての結論ですが、これは定価で買うものではないです。なお約1年半落ちで買っといて何をほざいてるんやという批判は受け付けます。

  • いいところ

廉価機なので当たり前ですしこれはデメリットとして見ることも可能ですが清々しいほどプラスチッキーなので雑に扱えるところ。とはいってもしっかり背面はガラスですしプラスチックはプラスチックでもガラケー時代のような2年使ったらどこかにヒビが入ってそうなヤワそうなプラスチックではないのでそれなりの高級感はあります。その辺に関しては何ならXZあたりの方が安っぽいです。というか私は多汗でアルミフレームを腐らせる人なのでむしろハイエンド帯でもライトモデル等として同様の外装構成のモデルをリリースして欲しいまであります。そういう意味では外装のチープさ(と在庫処分と思しきVA液晶)で酷評されていた初代ランチパック、Xperia ZL2(Z2a)は好きな端末でした。最近まで保有してた個体も遂にタッチ暴走を起こすようになったので泣く泣く処分しましたが。

一応重量は151gで5より軽いです。何ならZ以降のXperiaシリーズ全体でも結構軽量な部類なのではないでしょうか。多分もう数機種あると思いますが私が記憶している限りでコンパクトシリーズを除いてこやつより軽いのはZとZ4だけです。このへんもプラ全開の外装のおかげでしょうね。

指紋認証の精度は(18年モデルを除いた)19年モデル以前なんかよりはよほど快適です。ただし流石に1IIとの比較は1II側のセンサーがヘタった状態で互角といった感じでしょうか。しかし思えばXZ2も最初はこれくらい快適に認証できてたんだよなぁ…。1と5とXZ1以前は私の指にとっては最初からあるだけマシレベルの酷いものだったのでこのへんは進歩を感じます。

これ、意外と舐めてたのですが発色は流石ソニーといった感じでミドルにしちゃだいぶ見るに堪えるレベルかなという感じです。 当然ながら慣れの要素はあると思いますが、偏頭痛持ちの癖にバチクソ携帯を使い倒す人なので結構こういうところが重要だったりします※。例えばAQUOS R3なんかは微妙に狂った発色でして(勿論個体差の可能性はあります。別の個体ではそこまで気にはなりませんでしたし…)、調子の悪い日は使っているだけで頭が痛くなる代物だったのですがこの機種はそういったことはほぼありません。また先代のXperia 8もなかなか変な発色の液晶でした(R3程ではないですが)のでこのへんの進化も評価ポイントでしょうか。ただし当然ながら上位機よりはしょぼいです。流石にここは仕方ないです。

(※追記:どっちかってとバックライトのフリッカに左右されるのでは?と今となっては思います)

なお触ったことのある競合メーカー機ですとLG VELVETも割といい線いってるかな?って感じです。どちらもテレビメーカーという共通点がありますね。次点でF-51Aでしょうか。表現力もそれなりにはあり発色としても全然イケるレベルですが富士通特有の発色薄め調整となっており若干の物足りなさはあります。かつてのM02辺りは逆に発色濃い濃いソースでして、ドギツいわ(まあ当時の有機ELってそんなもんですが)すぐ焼けるわついでにすぐ割れるわと散々だったのでその反省でしょうか。

何故かソニー謹製のアルバムアプリだけは1IIより快適に動作します。まだSDカードを入れてないからでしょうか。保存した画像を見るだけならソニー謹製のものの方が便利だと思っているのでこれは好都合でした。

  • わるいところ

正直私がミドルレンジモデルに高望みしすぎている所はあるかと思いますがそれにしても操作時の引っ掛かりやプチフリが多いように感じます。かつて保有していたXperia XA2 Plusも同様の傾向があって手放した(SoC性能/指紋認証の不具合/非防水であること以外はそれなりには気に入っていましたが)経緯があるのですがあの辺から体感上は多少マシになったかなレベルでしょうか。

これに関連して、ゲームがプレーに堪えないレベルだと感じました。特にデ○ステなんかですらとにかくノーツがカックカクです。XZ2あたりの方がまだまともに動くのには失笑しました。んでもってタッチパネルは所詮ミドルレンジ相当ですのでちょいちょいタップ抜けが発生します。通常使用ではそこまで気にならないのですが。

これは実は利点に入りそうなところはありますが、側面ベゼルが微妙にぶっといです。上下ベゼルは横持ち時の誤操作軽減に繋がりますが左右ベゼルの太さは時代を感じさせられるだけです。具体的に言うとZ1よりは細くてZ2(Z3v)よりは太いです。XA2の頃のような超狭縁ベゼルが防水性の観点で採用不可能なのはわかりますが7年前のモデルより太いサイドベゼルには失笑しました。ちなみに本体寸法はほぼ5系列と同一ですのでパネルの0.1インチの差はベゼルが原因です。こちらどうも固定方法に起因するらしく5は四隅に粘着剤+両面テープであるのに対し10IIは全周に渡って両面テープで固定されているという差があります。 多分両面テープ単独での固定のほうがコストがかからないんでしょうね。なお副次的効果として画面交換修理は比較的容易となっているようです。1世代以降はフレームの破壊が前提でもないと無事に取り外すのでさえ難しいですからね。

実用性に関係するか微妙という繋がりでは防水端末にも関わらず気圧計が省略されている点でしょうか。実際気密性を保てているかのテストにしか使ってないのでいるかいらないか微妙なとこではありますが。ちなみにこちら上位である1IIと先代である8には搭載されています。10IIって元々は非防水でリリースされる予定だったんですかね?

不思議なことにこの機種、ステレオスピーカーではありません。このへんは後継の10IIIでも変わりはないようです。この機種固有の仕様なのかと思いきや競合のAQUOS Sense 5Gなんかもそうでした。この価格帯ならこんなもんなのか? 音としてはステレオスピーカー採用の在来機のうち画面上側だけ塞いだ感じです。要するに音圧不足の傾向があります。音自体はXperia Z1のような相当古いモノラルスピーカーのものよりかは断然マシ(アレ一応エンクロージャー積んでるんですがね)ですが動画を見る気が失せるレベルなのには変わりないです。所詮スマホのスピーカーなんて鳴ればええやんレベルの代物であることは事実ですがどうせ在来ハイエンド機と同じスピーカーを用いているんですからステレオスピーカーにできなかったんですかね。

(あとどうでもいいですが昔Z1世代向けにステレオスピーカー化パッチが作られてましたね)

何故かカメラキーが省略されています。この辺もXA2世代までは存在したので不思議なものです。

先代であるAce及び8では対応していたUSB PD充電が何故か非対応となっています。 無接触充電もそうですが別に重要であるかと問われると微妙かとは思いますができたら欲しい機能の一つではないでしょうか。 なお後継の10IIIでは対応となりました。ちょっと何がしたかったのかわからないです。

事前に確認したベンチのスコアの時点でお察しな数値ではあったのでそこまで期待はしてなかったのですが思ったより微妙な動作に驚愕しました。クソアプリであることに定評のあるツイカスくんとChromeを用いて触り比べた上での体感としてはXZとZ5の中間くらいでしょうか。

気になったのでベンチを走らせてみたところどうもこれはCPUの性能はそこそこなのに対しGPUがクソザコナメクジだからっぽいです。GeekBench 5のOpenCL Scoreに関してはZ5(864点)の半分程の376点というスコアを叩き出してくれました。CPUはZ5のSingle:236点 Multi-Core:540点に対しこちらはSingle:303点 Multi-Core:1174点とまぁそれなりの数値を叩き出してくれているのでつまりはそういうことみたいです。実際画面スクロールなんかは(当然ながらOSの差もありますが)XZなんかの方が快適だったりします。所詮ミドルレンジ帯のSoCに期待しすぎましたね。なおXZ1はGPUがOpenCL Scoreで1962点、CPUがSingle:379点、Multi-Core:1544点といった感じですのであんつつにおけるSD835比でのS665のスコアの低さはほぼほぼGPUが原因と見ても差し支えないでしょう。

こんな感じですのでおそらくXP以降からの買い替えだと不満の方が大きくなるのではないかと思います。Z5以前からであればまだ定価で買うのもアリだったのではないでしょうか。最も今からでしたら普通に10IIIを買うべきです。どうせ万をドブに捨てるなら私もそうするべきでした。

ここまでの感想ですが、SoCを除いたハードそのものの出来をSoCが足を引っ張っている感じがします。巷でちょいちょい叩かれているカメラの動作の重さなんかはおそらくこの貧弱なGPUのせいなんでしょうね(まあ5なんかでもこやつほどではないにせよ処理が重かったりするので単純にかつてのソニー標準のカメラアプリがダメダメなだけかもしれませんが)。流石に某最近撤退したスマホメーカーが如く型落ちのハイエンドSoCを採用したミドルレンジモデルを出せとまでは流石に言いませんがもう少しどうにかならなかったのかとは思います。実は自社工場製のミドル帯端末はこの機種とSP、X、Xc、Ace、8位でして、他の大半のミドル帯XperiaはOEMないしODMだったりします。更に言いますと現在所有しているタイ工場で製造されたミドル帯端末はこの機種とXc、Ace、8だけ(なはず)です。 例えば後継の10IIIはおそらくOEM、最下位のAceIIは多分ODMです。そんな数少ない自社完結端末にも関わらずどこかパッとしない出来であるのはとことんケチられた結果なのか否やって感じです。Aceや8はパネルとSoC性能、カメラボタンの有無などはともかく実装機能は遜色なかったのですが。

  • さいごに

(R4/02/15一部追記)

結局の所、同級生に格安で売りつけて手放しました。所詮ハイスペ厨が買うべきスマホではありませんでした。結果はわかってるのに勝手に期待して何度も同じ過ちを繰り返すんだよなあ私は。

割とボロクソに書きましたが、・本体スピーカーなんかでコンテンツを楽しむ気はない ・イヤホン端子は欲しい ・動画閲覧かブラウジングくらいしかしない ・カメラなんかついてりゃそれでいい この4つの要件を全て満たせる方でしたらアリかもしれません。

某いつまで経ってもSD410を採用し続けてた格安スマホ程ではないですがそこまでコスパは良くない、何か機能に優位性があるかといえば微妙(21:9比率のメイン画面がそれかもしれませんがそれくらいでは…? というか追従するメーカーも出現しましたね)、これに5万を出すなら10万かけて5IIでも買って長く使う方が結局は得かと思います。何なら5でも全然アリだと思います。アレは精度の悪い指紋センサーとイヤホン端子がないのが地味にストレスですが。1〜2万での投げ売りであればアリではないでしょうか。おもちゃとしては。今からまともにミドルレンジのXperiaが欲しいなら迷うことなく10IIIにすべきでしょう。多分。 デモ機を触ればわかります。快適さが段違いです。私も湯水のように金を使えたらあっちを買います。ついでに1IIIも買います。というか買いました。

ここだけの話これ1と同時にXZPかXZ1の置き換えに使おうかと思ってたんですよね。最も、RAM不足に喘いでるのに置き換え元とRAMが同容量の端末に釣られた私はばかあほまぬけばかまぬけだと思います。

(R3/11/27追記)

8月末に購入したのでもうまもなく3ヶ月目です。利用頻度ですか?戦線投入しているスマホ4台中ダントツの最下位です。

やはり時代不相応なレベルのモッサリ動作は著しく利用頻度に影響します。XZ以降のハイスペ機をお使いでスマホ絶ちをしたい方にはおすすめかもしれません。なんせPixivを徘徊しているだけでフリーズからのアプリ落ちするレベルの動作ですから。

勿論私がハイスペ被れしている点はあると思います。恐らくZ1なんかを使ってた頃の私にこの機種を使用させたらまずまずの評価だったことでしょう。多分。人という生物は上を知れば知るほど欲深くなる生物(諸説あり)です。上(推定S820機以上)を知らなければ快適でしょう。その辺どこぞの爆熱スマホやVoLTE非対応のLTEスマホからの買い替え需要のために存在している機種なのかもしれません。最もそこまできたらAce IIやJioPhone Nextなんかへの乗り換えでもそこまで苦ではないと思います。知らんけど。

 

Posted by なぎ