CMT-SE3のジャンク品を購入、友人にMDS-SE9を譲って貰いスピーカー環境を整える

2021年12月17日

こんにちは、早緑です。今回も数か月ぶりの更新となりますがゆっくり待っていただければと思います、今回はやっと自分のスピーカー環境が固まりましたので記事にさせていただこうかと思います。

自分はヘッドホンかイヤホン派なのでいらないと思っていたのですが5.1ch対応のパイオニア製DVDプレーヤーを2chのみ配線してオーディオ代わりにしたところかなり良い感じに利用できたのでちゃんとしたコンポを買おうと思いましたが、自分の欲しい機能を搭載したコンポが現行では見つからず、参っていました、が去年、友人が購入した中古のコンポに一目惚れしてしまいました。

型番はCMT-SE3、2003年11月発売のListenシリーズのコンポですが、コンポ初のS-MASTERデジタルアンプ搭載、SACD/DVD/CD,ラジオ対応でオプションのMDS-SE9(上位機種のCMT-SE9のMD/カセットデッキ側と同じもの)を付けると2chのCMT-SE9(こちらは5.1chコンポ)というような機能になり、SACD,DVD,CD,MD,カセットテープ(なおノーマルテープのみ公式対応),ラジオ,USBAudioが使用できるてんこ盛りコンポになるのです。
じゃあCMT-SE9買えよと思うかもしれませんが2chで十分なのとスピーカーを置く場所があまりないのでCMT-SE3+MDS-SE9がベストだったのです…
ですがまあ出品が全くない、あってもそれなりに高くなり断念していました。
しかし7月下旬、とうとうそれを見つけてしまいました、

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はい、CMT-SE3が3000円だったので思わず買ってしまいました。ただしやはり安いということは不具合があり、それもかなり重度の不具合でした。

不具合内容ですがCDが詰まっており、再生できませんラジオで動作は確認したとのことでした。
ですが届いてみると確かにCDが中に入っていましたが詰まっている様子はありません、またスピーカーから音が出ません…確認したところスピーカーで操作確認したとのことなので輸送でダメになったようです。とりあえず分解してみてドライブを確認しましたがどうやらスロットインドライブのゴムベルトが伸びてしまい、ディスクが出し入れできなくなっていたようです。こちらはとりあえずの輪ゴムで対応ですいつまで耐えるかな…(画像追加予定)
しかし、どうしてもスピーカーから音が出力されません。どうしようもなくなったので先ほどの友人が部品どりのSE3を持っていたのでメイン基板等を譲ってもらい、ほぼ全ての基盤(電源含む)を交換して音が出るようになりました…フレキシブルケーブルを一本やってしまったのですがなんとかなぜか動作できているようです。(画像追加予定)
さてMDS-SE9ですが、単体ではほとんど見つかりません、全くです。
しばらくはMZ-R5STを繋いで使用していましたがやはりMDS-SE9ではないとなぁと思っていました。
そこでまた友人の助けが、なんとCMT-SE9をオークションで落とすのでMDS-SE9とケーブル類はいらないから貰ってくれないかとのことでした。(友人はCMT-SE3のオプションを持っているので被る)そこで大阪日本橋にて会い、手渡しでMDS-SE9とケーブル類を譲っていただけました。
お礼に今度dynabook SS RX2を一台整備して贈呈しようと思います。

ということでCMT-SE3+MDS-SE9の紹介をしようと思います。

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こちらがCMT-SE3とMDS-SE9となります。

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ちらがCMT-SE3のSACD/DVDドライブとラジオ、S-MASTERデジタルアンプを搭載している。HCD-SE3です。ヘッドホン端子は標準プラグとなります。


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誇らしく記載されている(なお蓋で隠されている模様)S-MASTERデジタルアンプロゴ、かっこいいです。(小並感)

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してMD,カセットテープ,USBAudio搭載のMDS-SE9です、このMDS-SE9はCMT-SE9セットのMDS-SE9ですがオプションのものと全く同じようでHCD-SE3との組み合わせでも問題なく動作します。

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CMT-SE3付属のスピーカー、SS-CSE3です。プレスリリースによると「ブックシェルフタイプで落ち着いた木目のデザインを採用しました。トゥイーターには、 50kHz まで再生対応したナノファイントゥイータを採用し、ウーファーには、軽量かつ剛性のあるグラスファイバーコーンウーファーを採用しました。」とのことです。

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CMT-SE3の全てを司るリモコン、RM-SD9Jです、時計設定、シャッフル再生リピート再生もリモコンがないと設定できません。さらに素材のせいか黄ばみます、自分はヤフオクで一番程度のいいものを選びました。

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まず基本のSACD/DVD/CDです。このドライブは8cmCDにも対応している優れものです、また今では当たり前ですがCD-R/RWに記録したMP3再生にも対応しており便利です。(でもなぜか家にあるCD-RW認識しなかったんですが…)

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そしてラジオ、FM,AMラジオに対応しており周波数を覚えさせることが可能です。

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そしてUSBAudioです、この機能ではパソコンの音を流せるだけ…と思いきやパソコンにドライバとソフトを入れるとリモコンでパソコンを制御できたりします。この機能についてはあとで紹介します。(ちなみにXperiaに接続したところUSBDACとしてちゃんと認識、使用できました。)

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そしてMDです。MD機能ではMDの録音再生編集に対応しており、先程のパソコン連携機能でも録音等が可能です。

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また、別にNetMD機能も搭載しており今でも無理やりドライバを当てるとXアプリで音楽をMDに転送可能です。
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また、CDもしくはカセットテープをシンクロ録音することも可能です。
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そして、カセットテープです。ノーマルテープのみ対応ですがオートリバース機能や録音再生機能があるそうです。自分は所持していないので確認できていません…

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さて、今回の目玉機能(?)パソコン連携機能です。

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パソコン連携機能はそれ用のデバイスのドライバーを当てるのと専用ソフトが必要です、CDは持っていないので自分はデバイスIDで調べてHAR-LH500用のドライバがあったのでxpのものですがWindows7 32bitで使用できました。

問題のソフトですが、ソニーがアップデート用のものを配っており、それを自己解凍するとその実行ファイルでそのまま使えました、時代を感じますね…
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使用できる機能はMDS-SE9をパソコンから操作する機能とパソコンをCMT-SE3のリモコンで操作する機能です。この画面ではMDS-SE9のMD再生画面となり、MDの内容が表示されています。

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この画面ではCMT-SE3のFM/AMラジオをコントロールできます。編集でラジオ局名を入れることもできます。

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そしてこちらは外部入力に切り替える画面、SACD/DVD/CD、カセットテープはなぜかこのソフトではコントロールできません。

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このソフトではタイマー機能がありますがCMT-SE3の時計を設定する機能も搭載されています。

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そして、パソコン内のmp3等の再生、インターネットラジオを再生する機能があります。今でもインターネットラジオは使用できるんでしょうか…?mp3は320kbpsのものも再生可能でした。

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M-crewをCMT-SE3のリモコン側から操作した時の画面です。MDS-SE9の蛍光表示管にmp3やインターネットラジオの表示がされ、パソコン側からは操作できないようになります。
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また、ソフトを終了する際、コンポの電源を落とすかも出ます。電源を切るを押した場合、ソフトが終了するのとコンポの電源が落ちます。

音ですが、少し低音が強いかな、と思いますが好きな音でよかったです。
ソニー、昔はこんなすごいてんこ盛りコンポを作っていたんだなーと思いましたね、今でいうとCMT-SX7辺りが後継なのでしょうか。このようなセパレートコンポも作っていただきたいものです。
いつものことですが、かなり長いこと書いてしまいました、すでに15年経過しているコンポですが、整備保守をしたりで大事に末永く使用したいと思います。

Posted by 早緑